『九条の会』アッピール | |||||||||
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国立市民のみなさん! 今年は、日本人で310万人、アジアで2,000万人といわれる尊い命を奪った、あのいまわしいアジア 太平洋戦争が終わって60年になります。その間、日本は、日米安保条約の下で全国各地に米軍が 駐留し、また自衛隊を持ちながらも、戦争放棄と戦力不保持を定めた憲法9条と、これを護ろうとする 市民の運動によって、戦争で人を殺したり殺されたりせずに過ごすことができました。 昨今、国内では長期不況の中で、生活も大変な状態が続いています。一方では戦争準備のための 有事関連法や「国民保護」法との名目で、有事の「総動員体制法」が策定されたり、アメリカの不法な 軍事占領に加担するために自衛隊がイラクに派遣されています。その上に憲法9条を変えようとの動きが 政・財界やマスコミの一部でも活発になっています。 このような状況をみて、昨年6月、著名な作家など9名の方が「九条の会」を立ち上げ、国民へのアピール を発表しました。このアピールに賛同する動きが全国で大きなうねりとなっています。しかし、残念ながら、 マスメディアはこの動きをほとんど報道していません。 憲法9条を護るということは、戦争をしないこと。命を守り、地球を守ること。どんなことでも話し合いで 解決すること。だから安心して暮らせるということです。 憲法96条には「…各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案し てその承認を経なければならない…」と決められています。過半数の国民(有権者)が「9条改悪NO!」 の意思表示をしなければ、戦争をする国への動きを止めることはできません。 私たちは、憲法9条が、21世紀に入ってさらに世界から注目され、目標にされていることに誇りを感じて います。 現在の「改憲論議」は「9条をどうするか」が核心です。この日本を再び戦争をする国にさせないために、 国民一人ひとりの意思表示が求められています。 私たちは、国立市民の過半数の人が意思表示していただくことをめざして取り組んでいます。 「九条の会アピール」に賛同し、国立から東京へ、全国へ「9条は変えないほうがよい」という意思表示 運動を広げていきましょう。 2005年3月 「九条の会・国立」呼びかけ人一同 |
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